第七夜:まゆ毛×場所の説明

娘にとって、ごろんとしているときのパパのすね毛むしりは1つの楽しみ。
パパが「痛いっ!」と声を出すと、それはもう大喜びで、母としては、まあ、飽きればやめるだろうし、物凄い集中力を発揮しているから、ニュースタイルの指先の知育と考えても悪くないか、ついでに私のもやってもらおう、なーんて・・・。
パパの反応が母的に地味に面白いので、娘に参戦し始めたのですが、どうもつまらない。あまりに地味すぎて一度でリタイア。そして、大人のイタズラを娘に伝授・・・ガムテープでざざっと。

さて、つるっつる、肌の鮮度抜群のキッズたちには不思議な毛たち。横になりながらジワジワと母のまゆ毛をいじる娘のところへ、こんやのおきゃくさんがやってきました。

ピンポーン・・・

まゆ毛「もじょもじょと、ええ加減にせいっ。この毛の集まりをなんというか知っているかい?」

娘は、何毛か考える。

娘「かみのけ」

まゆ毛「違うな、ご近所だが、場所と質が違う。ここはまゆ毛だ。ここって、どこだい?いくつある?」

娘「かおの上のほうだよ、2こ。」

まゆ毛「お~、よくわかったね。2ヵ所だ。そう、目と目の上にあるんだ。上げたり下げたりするだけで、お母さんの顔は変わるだろう?"ニコニコ"と"コラーっ!"はなかなかにわかりやすい。表情の決め手だな、うむ。よく見ると、いーっぱい、集まっているところが特長だよ。」

娘はせっせと自分のまゆ毛を動かしたあと、私のまゆ毛をつまみ、一言、「まつげ」。

違う。

まゆ毛「まつ毛は目にゴミが入らないようにあるんだよね、まつ毛くん。」と役割を雑に説明。

母は眠いのだ。

こんやのおきゃくさん

こどもと楽しむお母さんの手づくりばなし

0コメント

  • 1000 / 1000